研究課題/領域番号 |
15K07447
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
|
研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
山崎 英恵 龍谷大学, 農学部, 准教授 (70447895)
|
研究協力者 |
井上 和生
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 日本食 / ストレス / だし / 自律神経活動 / 料理 / 気分状態 / 抗疲労 / 嗜好性 / NIRS / 抗ストレス |
研究成果の概要 |
近年、日本食の健康価値が見直され、国内外からの注目が集まっているが、精神的な効果に対するエビデンスの呈示は遅れている。本研究では、日本食がヒトの気分状態や自律神経活動に及ぼす影響について主観的・客観的の両面から検証し、抗ストレス・抗疲労に有効な日本食デザインのための基盤データ構築を目標とし、研究を行った。日本食に使われる代表的な食材として、合わせだしや生姜、山椒などの薬味、また刺し身などの代表的日本料理が精神状態に及ぼす影響を検証し、それぞれの食材がもつ自律神経への特徴的な効果を明らかにした。特にだしの摂取はストレス状態を緩和し、その効果には香りが強く影響している可能性を見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国固有の食のあり方としての日本食に焦点を絞り、日本食に使われる代表的な食材や料理がストレス状態や疲労感に及ぼす影響を多角的かつ詳細にヒトで検証した。本研究により得られた成果は、心身の健康に資する日本食の高次的な新機能創出と日本食デザインを可能にし、ストレス社会に生きる人々の生活の質を向上させるとともに、日本食の付加価値を新たに創成する意義を有すると思われる。
|