研究課題/領域番号 |
15K07470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
楠本 大 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (80540608)
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研究分担者 |
謝 肖男 宇都宮大学, バイオサイエンス教育研究センター, 准教授 (30610323)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ジャスモン酸 / リグニン / 活性酸素種 / 防御反応 / 二次師部 / 木本植物 / ヒノキ / 細胞壁 / フェノール性物質 / シグナル / 活性酸素 / 傷害周皮 / 樹木 |
研究成果の概要 |
植物に傷がつくと活性酸素種やジャスモン酸、エチレンが発生し、防御反応を誘導することが知られている。しかし、植物の二次代謝産物の合成に与える影響はほとんど明らかにされていない。そこで、ヒノキ二次師部のリグニン合成に与える影響を調査した。傷つけ後のジャスモン酸処理はリグニン化の発現位置に影響を与えなかったが、リグニンの生合成速度を促進した。リグニン化の発現位置は細胞壁の変色と密接な関係があり、細胞壁の変色は活性酸素種の発生による可能性が示唆された。以上のことから、ヒノキ二次師部のリグニン化は、活性酸素種とジャスモン酸という異なる特性を持つ2つのシグナルによって誘導・調節されていることが分かった。
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