研究課題/領域番号 |
15K07471
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 牧 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (40396817)
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研究分担者 |
松木 佐和子 岩手大学, 農学部, 講師 (40443981)
楠本 大 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (80540608)
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研究協力者 |
髙木 豊大
久本 洋子
三次 充和
軽込 勉
原田 憲佑
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ニホンジカ / 二次林 / 上層木管理 / 耐陰性 / 耐食害性 / 防御物質 / 伐採 / 資源配分 / 質的防御物質 / 恒常的防御 / イズセンリョウ / サポニン / 炭素節約的防御 / シカ不嗜好性植物 / 防御と成長のトレードオフ / 森林生態系の弾力性 |
研究成果の概要 |
シカの影響で下層植生が消失した二次林において,上層木伐採と防鹿柵の設置による植生回復への効果を検討した。上層木を伐採すると林床の光環境が改善され,採食耐性の高い植物群落が形成されることにより,処理後10年以内で下層植被が45-98%まで増加した。上層木を伐採すると成長・光合成・防御などの形質値に大きな種間差,種内差が見られるようになり,群集内の機能形質値の多様化が生じた。林床の光環境が悪化している林分では,間伐や更新補助伐を通して,採食防御機能を有する多くの植物種の出現を促し,かつ元々生息していた植物個体の成長速度や防御物質含有量を増大させて,植生全体の採食耐性が高まる効果が期待される。
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