研究課題/領域番号 |
15K07476
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
細尾 佳宏 信州大学, 学術研究院農学系, 准教授 (80377184)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | スギ / カリウム / チャネル / トランスポーター / 膜輸送 / カリウムイオン |
研究成果の概要 |
スギのカリウム(K)イオン膜輸送に関わるチャネル・トランスポーター遺伝子を対象として解析を行った。大腸菌のKイオン取り込み欠損株を用いた相補性試験の結果、解析したすべてのチャネルとトランスポーターがKイオン取り込み活性を持つことが明らかになった。さらに、Kイオン取り込みはセシウムイオン、カルシウムイオンなどの陽イオンに影響を受けることが示唆された。また、発現解析の結果、解析したすべての遺伝子がスギ樹体内の複数部位で発現していることが分かった。雄花では、1個のトランスポーター遺伝子は分化が進むにつれて発現量が増加したのに対して、その他の遺伝子は成熟雄花よりも分化中雄花で発現量が高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数個のスギのKイオン膜輸送体遺伝子について、Kイオン輸送機能や樹体内での発現パターンが明らかになり、これまで詳細な情報が極めて少なかった針葉樹のKイオン膜輸送機構について新規の知見が多く得られた。スギのKイオン膜輸送体遺伝子の特性に関するさらに詳細な研究、Kイオン膜輸送体遺伝子の発現制御によるスギ雄花(花粉)形成抑制、スギの分子育種など、今後の学問的・実用的研究に幅広い波及効果が期待できる。
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