研究課題/領域番号 |
15K07479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
板谷 明美 三重大学, 生物資源学研究科, 准教授 (70447861)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 木質バイオマス / リター / 物質循環 / 持続的利用 / 間伐 / 落葉・落枝 / エネルギー |
研究成果の概要 |
三重大学演習林(津市美杉町)に15ヶ所,津市美杉町竹原造林地に11ヶ所,大台町の島谷造林地に10ヶ所のリタートラップを設置して落葉・落枝量のデータを収集した。さらに,既存の論文から30の落葉・落枝量のデータを加え,落葉・落枝量を応答変数として立地条件(林齢,立木本数密度,斜面方位,傾斜,標高など)を説明変数としてGLM(一般化線形モデル)を用いて分析した。これらの条件を反映した三重大学演習林を対象とした木質バイオマスとして利用可能な資源量の分布をGIS(地理情報システム)を用いて地図化した。図化した資源量分布をもとに適切な路網配置についてGISを用いて検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の林業は停滞しており,国土の約70%を森林が占め,その40%が人工林であるにもかかわらず,木材自給率約30%という世界的に見ても驚くべき状況にある。全国で木質バイオマス発電所の建設ラッシュが起きる中,森林生態系の物質循環を考慮した間伐率で収穫された間伐材を使用することは,持続的で安定的な木質バイオマスを供給する上で絶対的な条件である。本研究では,森林生態系の物質循環の指標となると考えられる落葉・落枝量に着目して立地条件に適合した森林管理を提案するものである。
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