研究課題/領域番号 |
15K07521
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
宇京 斉一郎 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (70455260)
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研究分担者 |
新藤 健太 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (10414484)
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研究協力者 |
宮武 敦
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 直交集成板(CLT) / ローリングシア / 年輪構造 / スギ / 画像相関法 / 有限要素法 / CLT / 年輪 / 材料異方性 / ラミナ / 髄からの距離 / Shear Analogy / 直交集成板 / ひき板 / アスペクト比 / ひずみ分布 / デジタル画像相関法 |
研究成果の概要 |
本研究では、直交集成板(CLT)の原材料であるラミナのローリングシア挙動に着目し、スギ材ラミナの縦横の寸法比や、ラミナ断面に出現する年輪パターンがローリングシアの弾性係数や強度に与える影響について明らかにした。また、CLT断面内でのせん断応力分布の算出や、実際にせん断力を受けるCLTでのローリングシアのひずみ分布解析を行い、ラミナの強度特性に基づくCLTの強度予測方法について評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国産CLTの主原料であるスギ材ラミナについて、これまで網羅的な試験が行われておらずローリングシアの影響を受ける強度特性値がどのような範囲をとるか不明であった。また、スギの材料定数として報告されてきたローリングシアの弾性係数の値と、ラミナのサイズで実測される値が乖離していることが確認されていたが、その原因については明らかになっていなかった。本研究により、ラミナ断面の縦横比や年輪パターンがローリングシアの特性に与える影響が定量的に明らかになるとともに、そのメカニズムについても明らかにすることができた。
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