研究課題
基盤研究(C)
モデル動物プランクトンとしてミジンコを用い、動物プランクトンがウイルス性疾病の感染源になるのか調べた。VHSV、CyHV-2及びCyHV-3を対象に研究を行った。VHSVではミジンコ体内からVHSVがEPC細胞を用いて分離されたものの、CyHV-2及びCyHV-3では分離されなかった。各ウイルス液に1日間浸漬したミジンコをVHSV ではニジマスに、CyHV-2ではキンギョに、CyHV-3ではコイに摂餌させたが、いずれも疾病は起こらなかった。その要因は各ウイルスが消化過程で不活化されるためと推察された。これらより、動物プランクトンが魚類ウイルス性疾病の感染源になる可能性は低いと考えられた。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)
Diseases of Aquatic Organisms
巻: 127 号: 1 ページ: 11-18
10.3354/dao03185