研究課題/領域番号 |
15K07597
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
仙北谷 康 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (50243382)
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研究分担者 |
金山 紀久 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (00214445)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 家畜共済 / 家畜保険 / リスクマネジメント / 生産獣医療 / 共済の保険化 / 農業共済 / 病傷事故 / モラルハザード / 管理獣医療 / 損害保険 |
研究成果の概要 |
韓国における畜産経営はわが国と類似しているが、リスクマネジメントという視点からすると家畜保険は、デンマークにおける制度と多くの点で共通性を有する。畜産経営において飼養頭数が数10頭から数100頭におよぶようになると、年間数頭の家畜が、疾病等によって死亡する事故は稀な事故とはいえない。これは我々のシミュレーション分析から明らかである。大規模酪農経営にとって何が外部化しなければならないリスクなのかを明確にすることは、制度設計において重要である。 家畜損防事業強化のために、デンマークにおけるような家畜疾病に関するデータベース構築は有効である。これを用いて生産獣医療を充実させることが重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の家畜共済は、戦前からの長い歴史を有するものであり、わが国畜産の発展に大きく寄与するものであった。しかし、過去数10年の畜産農業の構造変化(畜産の専門化、大規模化)の中で、畜産経営が外部化しなければならないリスクが変化してきており、それに合わせて家畜共済制度もその見直しが必要であると考えられる。 韓国やベトナム、さらにはデンマークにおける制度は、民間企業がかかわっており、制度の持続性と保険市場の存在を考える上で参考になる事例であるといえる。
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