研究課題/領域番号 |
15K07604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
中原 尚知 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (90399098)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 水産物流通 / フードシステム / 新制度派経済学 / 水産物流通構造 |
研究成果の概要 |
不確実性を高める資源・市場条件の狭間で、小売主導型の特徴を持つに至った水産物の流通構造に、ケイパビリティ論によりアプローチし、構成主体による経営行動や主体間関係の構築や変化を明らかにした。具体的には、流通・加工業者が各種の状況変化をとらえ、動態的に自らの経営資源を組み替えることで構成主体間の関係が変化するプロセスが見られ、新たなバリューチェーンが築かれようとしていた。水産業および周辺産業が内包するケイパビリティを見いだし、主体間の繋がりを形成することによる、バリューチェーンを通貫あるいは拡張した新たなビジネス・プロセスの構築支援の有効性が示唆され、連携メカニズムの解明が次なる検討課題となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水産物をめぐっては、与件としての資源・市場条件のボラティリティが高まっており、流通システムの最適化が重要な課題となっている。本研究ではケイパビリティ論を基底に置いた分析により水産物流通システムの質的な変容を確認することができた。そして、今後の水産振興を企図した水産物流通システムをめぐる取り組みとしては、水産業のバリューチェーン内外に存在するケイパビリティを見いだし、卸売市場を含む既存の水産物流通・加工業、水産物への依存度の低い主体などを含めたつながりをつくりだすことによる、バリューチェーンを通貫・拡張した新たなビジネス・プロセスの構築支援の充実化が有効になることが示唆された。
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