研究課題/領域番号 |
15K07627
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
小林 富雄 愛知工業大学, 経営学部, 教授 (60592805)
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研究分担者 |
野見山 敏雄 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (20242240)
波夛野 豪 三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (30249370)
種市 豊 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (40640826)
相原 延英 名古屋文理大学, 健康生活学部, 准教授 (30734553)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 食品ロス / 食料需給調整 / 環境負荷 / 国際比較 / フードバンク / 環境政策 / 食料問題 / オーストラリア / OZ Harvest / ドギーバッグ / 食品廃棄物 / 食品リサイクル / カルフール / 食品寄付 / CSV / 食料需給 / ベンチャービジネス / メディア戦略 / 需給調整モデル / 環境問題 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、食品ロスの発生やその処理過程における多様性を説明するモデルの提示である。但し、まだ食べられるのに廃棄されるということは、使用価値があるのに交換価値だけが失われている状態であることから、非市場での贈与交換についても包含するモデルでなければならない。研究の結果、フードバンク活動を含む食品ロス発生抑制を伴う食料需給調整システムは、国際的には大きな多様性が認められ、それらを説明するモデルを構築することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で示した食品ロスを解消する需給調整モデルは、価格によるシグナリングが難しい食品ロスの交換体系に贈与交換の理論を組み合わせたものである。実証性に課題が残るものの、これが社会的に実践されれれば、廃棄物の抑制のみならず、豊かな食文化や社会の実現に直結するという意義がある。また、2018年5月に日本で食品ロス削減推進法案が可決したことも追い風となり、実践的な理論として他国にはない日本の取り組みがより強化され、国際貢献に繋がる可能性を秘めている。
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