研究課題/領域番号 |
15K07632
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 弘前大学 (2017-2019) 秋田県立大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
佐藤 加寿子 弘前大学, 農学生命科学部, 准教授 (80294908)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アメリカ酪農 / 産地移動 / 中小規模農業 / 酪農協同組合 / ニューイングランド / 小規模酪農経営 / 農地保全 / アメリカ北東部 / アメリカ農業法 / 小規模農場 / 有機農業 / 米国酪農 / 規模拡大過程 / アメリカ酪農経営 |
研究成果の概要 |
アメリカ合衆国における酪農は1980年代以降,新興産地への産地移動,農場の大規模化,酪農部門への専門化がその基本的動向とされてきた.その下で2000年代以降に見られる伝統的酪農産地の生産回復の実態を明らかにした. 伝統的産地内でも規模拡大が可能な耕地基盤のある地域,また集乳コストが節約される地域に大規模農場が成立している.伝統的産地内でも傾斜地や都市に比較的近い地域では,規模拡大の制約を受ける農場が複合化によって生き残りを模索していることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
農場の大規模化が進むアメリカにおいて,酪農は従来,傾斜地や比較的都市に近い地域など大規模穀作には向かない地域で発展してきた.1980年代から始まる酪農経営の規模拡大は,カリフォルニア州セントバレーを中心とした新産地への産地移動を伴っていることが既存研究で明らかにされていることである.本研究では,その中で伝統的産地がどのように生き残ろうとしているのかを検討し,規模拡大戦略は限られた地域でしか実現されていないことを明らかにした. 農場の規模拡大と地域の農業発展が両立しないことがアメリカ合衆国でも生じていることを例証した.
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