研究課題
基盤研究(C)
家畜排泄物の余剰問題を解決するため牛糞・豚糞尿を液化し藻類・菌類の水耕栽培を試みた。藻類はクロレラ、菌類はヒラタケを選んだ。牛・豚の排泄物は水で10倍希釈し、微細気泡とオゾンの発生装置を用いて浄化処理した。植物の生長に関与する炭素/窒素(C/N)比は牛培地が6.2、豚培地は0.1となり、牛・豚の混合培地がクロレラの生長に有利であることがわかった。最適な混合割合を調べた結果、牛3:豚7の比率のときクロレラの生長量は標準培地に比し最大2.8倍を得た。ヒラタケは人工培地では菌糸の成長が認められたが、牛豚の両培地では菌糸の成長は僅少であった。マグネシウムやナトリウムなどのミネラル過剰が原因と推察した。
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