研究課題/領域番号 |
15K07675
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
米澤 千夏 東北大学, 農学研究科, 准教授 (60404844)
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研究分担者 |
渡邉 学 東京電機大学, 理工学部, 研究員 (10371147)
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研究協力者 |
古屋 聡
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 合成開口レーダ / フルポーラリメトリックSAR / 水稲 / 大豆 / 水稲収量 / マイクロ波 / Lバンド / Xバンド / Lバンド / 散乱成分 / 圃場 / そば / 多周波数 / 偏波依存性 / 食害 |
研究成果の概要 |
水稲の生育時期におけるLバンド合成開口レーダ(Synthetic Aperture Radar: SAR)による観測データを解析し、地理情報システム上で圃場ポリゴンデータと重ね合わせることによって、十分に生育した時期における水稲圃場の抽出手法を開発した。また、マイクロ波の入射角の違いの散乱メカニズムへの影響について詳細に検討した。航空機搭載LバンドSARによる観測データの山間部耕作地への適用可能性の検討をおこない、識別可能な圃場の大きさを明確にした。さらに航空機搭載XバンドSARの観測データから水稲収量の予測可能性について示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水稲は東アジアにおいて主要な作物であり、その作付面積の把握および収量予測は重要である。本研究の学術的意義の一つに、合成開口レーダ(Synthetic Aperture Radar: SAR)の全偏波観測データの解析結果と水稲収量の関連をはじめて定量的に示したことが挙げられる。日本では宇宙基本法に基づいた宇宙開発利用の一環として衛星データの利用が促進されている。人工衛星や航空機に搭載するSARの開発は国内外で行われており、日本でも新しいLバンドSAR衛星が2020年度に打ち上げられる予定である。本研究の成果は、新しい観測システムの土地利用型農業への利用可能性を示すものとして社会的な意義がある。
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