研究課題/領域番号 |
15K07690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
濱野 光市 信州大学, 学術研究院農学系, 教授 (70303443)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ウシ精子 / 走温性 / 温度勾配 / 制御因子 / 発現機構 / 運動解析 |
研究成果の概要 |
本研究は走温性による精子の評価法を畜産現場に応用するための基礎的研究である。 ウシ精子の走温性発現温度、最適温度勾配を確認した。SKF、ルテニウムレッド、RN-1734によるカルシウム(Ca)チャネル阻害、カラクシン、カルモジュリンの阻害は走温性を阻害し、速度、尾部打頻度が低下した。TRPチャネル促進剤GSK1016790Aは走温性を促進した。走温性発現精子のCa濃度の増大、温度による可逆的変化を確認した。tmAC、sAC阻害剤のddA、2CE、オプシン阻害剤ヒドロキシルアミンは精子の走温性を阻害した。受精能獲得前後における走温性の発現を確認した。粘性培地は受精能獲得精子の走温性を阻害した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではウシ精子の走温性における発現機構とカルシウムの動態、作用機構を調べた。走温性発現精子のカルシウムチャネル、カルシウム結合タンパクの解析から、温度勾配における走温性の発現、走温性の調節における特定のカルシウムチャネル、複数のカルシウム結合タンパクの関与が明らかになり、温度勾配における精子の移動、温度変化による精子の頭部および尾部の運動調節機構の一部が解明され、受精における精子の運動機能が解明される。走温性を指標にした客観的で正確な精子の受精能の解析、雄ウシの繁殖能力の評価が可能になり、繁殖性の高い雄ウシが選抜され、人工授精後の雌ウシの受胎率が改善し、効率的にウシを増産できる。
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