研究課題/領域番号 |
15K07701
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 正寛 東北大学, 農学研究科, 教授 (70370658)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 制限付き選抜法 / コンピュータシミュレーション / 分割行列 / 制限付き選抜 / ゲノム関係行列 |
研究成果の概要 |
本研究では、種々の演算アルゴリズムの改良等、SNP情報を用いたゲノム関係行列の逆行列を算出するための効率的な演算手法と効率的な逆行列の作成アルゴリズムについて検討した。そこで、ガウスの消去法を分割法に応用した結果、演算時間は行列のランクによって異なるものの、最も効率的に演算できる行列のサイズのあることが明らかとなった。さらに、分割法による逆行列の算出法について詳細に検討した結果、対称行列や元の行列がメモリに入りきらないような密行列の場合に有効であることが明らかとなった。これらのことから、分割法を用いてゲノム関係行列の逆行列を算出するプログラムの有効性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国における豚の系統造成では改良目標を設定した選抜法が多く行われ、最近では豚の一部地域内において遺伝的能力評価が行われるとともに、全国評価に向けた取り組みがなされている。また、研究レベルでは豚においてSNP情報を利用した改良の可能性が示唆されており、この情報を遺伝的能力評価に利用するための適切な演算法を明らかにしたもので、SNP情報を用いた場合の効率的な種豚評価が期待される。
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