研究課題
基盤研究(C)
心拍間隔計測による心拍変動解析(HRV)は動物の様々な内的・外的ストレス応答としての自律神経活動を評価する方法として広く利用されている。しかし、自由行動下でのHRV計測はストレスの有無に関わらず対象動物の行動に影響を受けてしまうため、その解決策が求められている。そのため本研究は、自由行動下の家畜の継続的な心電データの簡易な取得法および動的体加速度(DBA)の同時計測を活用した自律神経活動評価法を確立し、様々な家畜生産現場において本手法が利用可能であることを示した。
自由行動下の家畜動物に対する心拍変動解析を用いた自律神経活動評価法を確立した本研究は、自由行動下の様々な動物を対象とした多くの生理・生態学分野の研究者にとって学術的に意義のあるものと考えられる。さらに、この方法は様々な飼養条件での家畜に対するストレス・健康評価に適用できると考えられるため、現場の畜産生産者、獣医師に対して有益な方法論を提供することが可能となり、社会的意義があると考えられる。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 5件) 備考 (1件)
Frontiers in Physiology
巻: 9 ページ: 1063-1063
10.3389/fphys.2018.01063
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Journal of Animal Science
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http://www.animprod.kais.kyoto-u.ac.jp/