研究課題
基盤研究(C)
イヌFibroblast growth factor (FGF) 21の分子構造は他種と高い相同性を示し、調べた全ての臓器で発現していた。健常犬15頭における血中FGF21濃度は平均値0.21 ng/mL(最大値0.011-1.1 ng/mL)で、雌雄差、年齢差、日内および日差変動、食事の影響は見られなかった。ビーグル犬を最大速度7 km/hで計10分間、2週間運動(2日間の休み)させたところ、大きな変動は認められなかった。臨床例で血中FGF21濃度を測定したところ、腫瘍、炎症、肝臓疾患群で有意に高値を示した。FGF21は、イヌにおける新たな臨床検査項目としての応用が期待される。
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日本獣医生命科学大学研究報告
巻: 67