研究課題
基盤研究(C)
M1~M5のムスカリン受容体サブタイプのうち,M2およびM3受容体は蠕動の最終反応を担う平滑筋細胞ばかりでなく,腸神経細胞にも局在している。本研究では,大腸における蠕動の誘発・調節メカニズムの全容を解明する一環として,各サブタイプの欠損マウスを用いて腸神経におけるM2およびM3受容体の役割・機能を明らかにすることを目的に研究を行った。その結果, M2およびM3受容体の両方がATP放出神経を促進性に制御しているという結果を得た。加えて,M2受容体を介する収縮はM3受容体を介する収縮よりも大きいという結果だけでなく、両受容体を介する収縮経路には新たな情報伝達分子が関わっている可能性が考えられた。
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Journal of Endocrinology
巻: - 号: 2 ページ: 207-216
10.1530/joe-17-0630
http://www1.gifu-u.ac.jp/~pharmaco/