研究課題/領域番号 |
15K07775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
室谷 進 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産研究部門, ユニット長 (50355062)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ウシ / 骨格筋 / microRNA / ウシ骨格筋 / miR-196a |
研究成果の概要 |
生理学的特性が異なるウシ(ホルスタイン種および黒毛和種)骨格筋部位でmiR-196aおよびmiR-885の発現を解析し、部位間で比較した結果、miR-196aの発現が咬筋<横隔膜<半棘筋<最長筋<半腱様筋の順で高いことが示された。これはmyosin heavy chain(MyHC)アイソフォーム発現割合にみられる各筋の筋線維型の違いを反映しており、骨格筋におけるmiR-196aが速筋型特性に強く依存して発現する傾向が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ウシ骨格筋の速筋型筋線維におけるmiR-196aの特異性が明らかになったことから、miR-196aが速筋型筋線維のマーカーとして活用が可能であり、家畜育種選抜指標の開発にもつながると期待できる。また、速筋型と遅筋型の骨格筋では、互いに肉質(やわらかさ、色調、多汁性等)が異なり、速筋型の筋線維径は遅筋型より大きい等の違いもあるため、それぞれの筋線維型特性に関わるmicroRNAの存在様式の解明の意義は大きい。microRNA制御により筋線維型調節が可能になれば家畜の骨格筋形成を介した肉質・肉量の向上も将来的に期待できる。
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