研究課題/領域番号 |
15K07814
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
中野 智子 中央大学, 経済学部, 教授 (70295468)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | CO2フラックス / 半乾燥地 / 草原生態系 / 温室効果気体 / 冬季 / 土壌呼吸 / 半乾燥草原 / モンゴル国 / 炭素循環 / 土壌凍結・融解 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、半乾燥地域に生育する草原生態系における、秋季・冬季・春季の二酸化炭素の放出量とその放出メカニズムを明らかにすることである。2016年秋~2018年春にかけて、モンゴル国の草原におけるCO2フラックスの自動測定を実施した。その結果、土壌からのCO2の放出は秋から冬にかけて減少し、厳冬期にはゼロとなり、その後冬から春にかけて再び増大するという季節変化を示した。秋季・春季には二酸化炭素放出量は日中に増大し夜間に減少するという明らかな日変動を示し、地温の変動と高い相関を持ち、また土壌水分量の影響もうけることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球温暖化の進行が危惧されている現在、その原因となる大気中のCO2濃度の変化、およびその変動メカニズムを明らかにすることは世界的にも火急の課題となっている。地球上の陸域生態系は、光合成と呼吸をとおして大気中CO2濃度に影響を与える。半乾燥地の草原生態系の特に夏以外の季節についてはCO2交換の研究例が少なく、本研究で得た観測結果およびその変動要因に関する知見は、地球上の炭素循環・気候変動を考えるうえで有用であると考えられる。
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