研究課題/領域番号 |
15K07838
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
森山 裕充 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20392673)
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研究分担者 |
川本 進 千葉大学, 真菌医学研究センター, 客員教授 (80125921)
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研究協力者 |
高橋 梓
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | マイコウイルス / 2本鎖RNA / 酵母異種発現系 / イネいもち病菌 / アルターナリア属菌 / 微生物培養 / タンパク質産生 / ウイルス粒子精製 / 植物病原菌 / 酵母異種発現 / 生物防除資材 / 2本鎖RNAウイルス / 生育阻害 / 生育促進 / 弱毒化ウイルス / 生育阻害タンパク質 / 生育促進タンパク質 / タンパク質機能解析 / アルタ―ナリア・アルタナータ菌 / 生理活性タンパク質 / 物質生産 / 抗菌性タンパク質 |
研究成果の概要 |
MoCV1-A由来のORF4タンパク質(811aa)とAaCV1由来のORF2タンパク質(776aa)は、同一性が18.7%で類似性が62.9%はであり、共に酵母細胞内で発現させると生育阻害を生じさせることが明らかとなった。RNA-Seq解析の結果、MoCV1-A ORF4発現により生育阻害が見られた酵母細胞では、ストレス応答遺伝子の発現量が5~20分の1ほど減少することや、逆にリボソームタンパク質やメチオニン合成遺伝子、エルゴステロール系耐性に関与する遺伝子群の発現が増加していることなどが分かった。また、生育促進に関与するアミノ酸配列も新たに同定し、機構解析について着手した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物病原菌にマイコウイルスが感染すると、宿主菌の病原性を弱めたり(弱毒化)、逆に強めたり(強毒化)する性質が付与されることがある。本研究において、研究代表者らはイネいもち病菌マイコウイルス(MoCV1-A)とAlternaria alternata菌マイコウイルス(AaCV1)由来で遺伝子配列情報だけでは機能が未知であるタンパク質の生物的活性を、パン酵母異種発現系を利用することにより、顕在化し得る評価系を改良し確立できた。
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