研究課題/領域番号 |
15K07879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 兵庫医療大学 |
研究代表者 |
吉岡 英斗 兵庫医療大学, 薬学部, 講師 (80435685)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ベンザイン / ラジカル / 二重活性化 / 鉄触媒 / 可視光励起触媒 / 鉄試薬 / 光励起触媒 / ベンザイン前駆体 / [2+2]型反応 / C-N結合挿入反応 / 酸化反応 / 光触媒 / 一電子移動 |
研究成果の概要 |
新規反応の開発や標的分子合成の効率化を目指し、不安定化学種としてベンザインやラジカルに着目した研究を行った。ベンザインは、様々な置換ベンザインが研究される中、前駆体からのベンザイン発生に潜む問題点を改良しつつある。また、ベンザインの[2+2]型反応を利用した多環性複素環としてキサンテンやベンゾジアゼピンの合成を行った。生成物の特性を生かした官能基選択的な反応開発にも応用した。ラジカルは、光励起触媒や鉄試薬を活用し、新規反応開発を行った。不飽和カルボニル化合物の部位選択的な酸化反応や付加環化反応を報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不安定化学種は、反応制御に困難が伴う一方、新規反応の開発や標的分子合成の効率化が期待できる。ベンザインは、所望の二置換ベンゼンや複素環を合成できる有用な化学種であり、その発生の改良は当該分野の根幹として広くボトムアップに繋がる。また、多環性複素環類の合成や複素環の特性を生かした新規反応開発は、生物活性物質を始めとする医薬品シーズやライブラリ構築に繋がる。ラジカル研究について、部位選択的な反応やカスケード反応の開発も医薬品シーズやライブラリ構築に不可欠なプロセスの提供に繋がる。
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