研究課題/領域番号 |
15K07883
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
高木 俊之 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (10248065)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | フッ素 / 蛍光色素 / 人工脂質 / 二分子膜 / 膜タンパク質 / 部分フッ素化 / ペルフルオロ / 膜流動性 / 一分子観察 / 色素 / フッ素化脂質 / ベシクル |
研究成果の概要 |
バイオ分野における膜タンパク質-人工脂質複合型バイオセンサ開発の一環としてフッ素化や擬環状化した人工脂質を開発している。膜タンパク質再構成マトリックス材料としての最適な部分フッ素化人工脂質を開発するには、膜タンパク質再構成に必要な膜流動性情報、すなわち、部分フッ素化人工脂質から成る分子集合体(二分子膜)のバルク物性を得ることが最も重要である。そこで、部分フッ素化人工脂質膜物性評価に特化した蛍光色素の設計および合成を行い、新規な蛍光色素の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞膜や細胞内膜系に存在する膜タンパク質は、膜を隔てた物質輸送やエネルギー生産・ 変換等の分子認識機能以外に高次の機能も有しており、創薬分野における標的タンパク質と してのみならず、バイオリアクタ等バイオデバイスとしての産業利用が広く検討されている。膜タンパク質の利用を図るには、その機能を低下させることなく化学的・物理的に安定な疎水性脂質環境が必要であり、高疎水・疎油性である部分フッ素化脂質の有用性を評価する技術のひとつを提案した。
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