研究課題/領域番号 |
15K07894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 神戸薬科大学 (2016-2018) 岐阜薬科大学 (2015) |
研究代表者 |
奥田 健介 神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (00311796)
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研究分担者 |
永澤 秀子 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (90207994)
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研究協力者 |
高木 晃 神戸薬科大学, 薬学部, 特任助教 (00758980)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | イメージング / 蛍光 / シグナル伝達 / 分析科学 / 高感度化 / 硫化水素 / 薬学 |
研究成果の概要 |
H2Sシグナルの連鎖的増幅機能を有する高感度蛍光イメージングプローブを創製するべく、クマリン骨格に着目した。市販の2-methylresorcinolより出発してPechmann縮合を行ってクマリン環を構築後、水酸基をTBDMS保護、ベンジル位のラジカル臭素化、脱保護反応を伴うチオ酢酸エステル導入の後、H2S応答性保護基を水酸基に導入して所望のプローブの合成を行った。また、生体イメージングに有利な近赤外蛍光を活用するべく、10位Oを他原子に置換したxanthene系色素の合成にも取り掛かり、鍵中間体へと導いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、酸化ストレス応答等においてNO、CO、H2Sそれぞれ単独の働きのみならず、これら分子のクロストークによる様々な生体制御が近年明らかになってきたが、細胞内でのこれら活性種の時空間的な制御に関しては不明である。 そこで、このようなクロストークの機構と生理的意義を明らかにするべく、これら活性種の個々に対応する複数の蛍光プローブを用いて蛍光顕微鏡により観察するマルチカラーイメージングの基盤を確立するべく研究を行った。H2Sが関わるクロストークを明らかにできれば、ガス状シグナル分子を基軸とする生命システムの制御機構解明研究に大きく貢献し、発がんや生活習慣病など様々な疾病治療に波及効果をもたらす。
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