研究課題/領域番号 |
15K07904
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
岡本 浩一 名城大学, 薬学部, 教授 (00308941)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 吸入粉末剤 / 多孔性微粒子 / 粒度分布 / 空気力学的質量中位径 / 耐吸湿性 / 崩壊性 / 当てはめ計算 / 噴霧急速凍結乾燥法 / 吸湿性 / 分散性 |
研究成果の概要 |
吸入療法は、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患に代表される肺局所疾患治療に有用であるが、製剤の肺沈着率に問題がある。流動性・分散性・耐吸湿性に優れ、吸入時崩壊して肺深部に到達し、かつ短時間で膨潤することで肺深部に高効率で沈着する多孔性吸入粉末剤の製剤設計を行った。耐吸湿性、崩壊性、吸湿性を付与する添加剤を適切に混合し、噴霧急速凍結乾燥法で微粒子化することで目的の製剤を調製できる可能性が示された。本研究は、吸入効率の高い吸入粉末剤開発の新たな方向性を示すものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
耐吸湿性に優れ吸入時に崩壊・膨潤する吸入粉末剤の概念はこれまでになく、学術的に吸入粉末剤の新たな方向性を示すものである。吸入療法は患者の吸入手技による吸入効率のばらつきが大きい。吸入効率が高い吸入粉末剤は吸入療法の個人差を抑えることができ、社会的に貢献できる。吸入療法は今後遺伝子や抗体医薬など高額な医薬品に拡大され可能性が高い。最深部送達率が高い吸入粉末剤を実用化することで、医療経済的にも貢献できる。
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