研究課題/領域番号 |
15K07911
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
山口 政俊 福岡大学, 薬学部, 教授 (50117280)
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研究協力者 |
巴山 忠
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | グルタチオントラッピング / フルオラス相互作用 / 医薬品反応性代謝物 / 液体クロマトグラフィー/質量分析計 / 反応性代謝物 / フルオラス / 分析化学 / フルオラスケミストリー |
研究成果の概要 |
本研究では、医薬品の反応性代謝物の同定法であるグルタチオントラッピング法を改善すべく、フルオラス相互作用(パーフルオロアルキル鎖同士の特異な親和性)を利用する方法について開発を行った。本法において、反応性代謝物をグルタチオンによりトラップした後、オキサゾロン環を経由する反応によって、GSHがもつα-カルボン酸を選択的にフルオラスアミン試薬によって誘導体化した。得られた誘導体は、フルオラス相互作用によってLC-MS/MSにより選択的に分析され、また、その検出感度は未誘導体のものと比較して極めて優れたものであった。今後、本法を応用し、様々な医薬品反応性代謝物の同定に利用されることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医薬品の開発研究段階で生体内における反応性代謝物の存在を把握しておくことは、上市後の重大な副作用リスクを回避する上で極めて重要視されている。本研究では、これまでに開発・利用されてきた方法を改良し、医薬品の反応性代謝物をより高感度かつ高選択的に検出できる方法を開発した。今後、これまでの方法では検出できなかった既知あるいは未知の医薬品反応性代謝物の分析への応用が期待される。
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