研究課題
基盤研究(C)
トレハロースタイプのオートファジー誘導物質を新たに数十種、発見または合成した。このうちTRH-Xは大量生産が可能な見込みで、更なる誘導体の合成原料としても適した化合物である。誘導体化合物の中には、トレハロースや他の誘導体に比べて強力なオートファジー誘導効果を示すものが複数あり、神経細胞内での異常タンパク質凝集の解消を作用機構とした神経変性疾患治療薬としての開発が期待される。また、トレハロースによるアルツハイマー病治療効果についてモデルマウスを用いて検討したところ、発症初期における有意な認知機能の向上と脳内アミロイド斑の減少が確認された。今後の新規誘導体化合物の治療薬としての開発が期待される。
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