研究課題
基盤研究(C)
近年、結核菌の病原性発現には細胞壁の主要構成成分の1つであるL-ラムノースの代謝が重要性であることが示唆されている。本研究課題では、ピロリジン型イミノ糖のL-DMDPから種々のL-DMDP cyclic thiourea誘導体を導き、α-L-ラムノシダーゼ阻害活性に及ぼす影響について検討を行った。最終的に強力かつ選択的な阻害剤として3',4'-dichlorobenzyl L-DMDP cyclic thioureaを見いだした (IC50値0.23μM)。L-DMDP自体は阻害活性を示さないことから、ピロリジン型イミノ糖の環状化が阻害剤開発の新たなデザイン戦略になり得ると考えられる。
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すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件)
Bioorg. Med. Chem.
巻: 25 (1) 号: 1 ページ: 107-115
10.1016/j.bmc.2016.10.015