研究課題
基盤研究(C)
北海道東部の湿原に生息するタンチョウは、絶滅危惧種に選定されている。近年、その生息域は人間の生活圏に近づき,人為起源の化学物質への曝露量が増える可能性があることから,化学物質への曝露量の推定は保護活動を行う上で重要である。本研究では、タンチョウの筋肉組織中の残留性有機汚染物質(POPs)を初めて測定し、観察された濃度は他の鳥類より低く、毒性発現を考慮すべきレベルではないことが分かった。また、胆汁に排泄される多環芳香族炭化水素(PAH)の代謝物である水酸化PAHの分析法を開発し、タンチョウの胆汁中に排泄される代謝物を検出することに成功し、PAH曝露指標の候補になることを明らかにした。
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