研究課題/領域番号 |
15K08053
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
野坂 和人 武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (10228314)
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連携研究者 |
今野 博行 山形大学, 理工学研究科, 教授 (50325247)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ヘリコバクター・ピロリ / チアミン / トランスポーター / PnuT / 感染 |
研究成果の概要 |
ピロリ菌はチアミンのde novo生合成酵素群の遺伝子が欠失しているため、生育するために外界からチアミンを取り込む必要がある。今回、ピロリ菌SS1株のチアミン取り込み機構について検討した。その結果、ピロリ菌のチアミン輸送系はチアミンのピリミジン部を認識し、促進拡散によりチアミンを取り込むことが示唆された。また、ピロリ菌には複数のチアミン輸送系が存在し、PnuTは高親和性チアミン輸送タンパク質であることが明らかとなった。さらに、ピロリ菌pnuT欠損株は野生株に比べて100倍濃度のチアミンを要求することから、PnuTを阻害する化合物は抗ピロリ菌剤として有望と思われた。
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