研究課題/領域番号 |
15K08092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
崔 吉道 金沢大学, 附属病院, 教授 (40262589)
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研究分担者 |
嶋田 努 金沢大学, 附属病院, 准教授 (90409384)
菅 幸生 金沢大学, 薬学系, 准教授 (00467101)
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研究協力者 |
赤下 学
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 体内動態変動 / 肥満 / 経皮吸収 / 薬物動態 / 副作用 / 体内動態 / 薬物体内動態 / 薬物代謝酵素 / トランスポーター |
研究成果の概要 |
近年、肥満時の肝臓での慢性的な炎症状態の役割が注目を集めている。また、炎症性サイトカインが薬物代謝酵素に影響する可能性が示唆されている。そこで、フェンタニルの体内動態の変動要因として慢性炎症に着目し、アジュバント誘発関節炎モデルラットを用いてフェンタニルの経皮吸収に対する影響を検討したところ、炎症ラットは肝臓のCYP3A活性が有意に低下していたにもかかわらず、フェンタニル静脈内投与時のAUCやクリアランス、代謝比に有意差が認められなかったことから、慢性炎症がフェンタニルの消失過程に与える影響は小さいことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬物の皮膚代謝については、殆どの教科書に充分な記述がないのが現状である。経皮アベイラビリティーとその変動が明らかになれば、教科書を書き換える成果となる。肥満時の薬物動態変動メカニズムが解明され、それを踏まえた患者個々に最適な薬剤投与設計による副作用回避の戦略を樹立することで、臨床成績の向上と患者のQOL 向上に寄与することは、学術的かつ社会的な意義がある。
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