研究課題/領域番号 |
15K08166
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
|
研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
土井 佳子 福岡大学, 医学部, 講師 (10341538)
|
研究協力者 |
白澤 専二
角田 俊之
小柳 緑
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 赤血球 / 転写因子 / ZFAT |
研究成果の概要 |
自己免疫性甲状腺疾患感受性遺伝子として同定したZFAT(zinc-finger gene in AITD susceptibility region) の赤血球分化における機能的役割の解明を目指して、コンディショナルZFAT欠失マウスを対象に胎児発生期における赤血球分化を中心にZFATの機能解析を進めた。ZFAT欠失マウスでは胎生12.5日の胎児肝臓において赤血球系細胞の細胞数の減少および赤血球の各分化段階での細胞数の減少等が示された。また、発現アレイ解析およびChIP-seq解析からZFAT転写制御標的遺伝子を同定し、ZFATの赤血球分化における機能的役割とその分子機序の一端を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究でのマウス個体におけるZFATの機能的役割を解明するアプローチは、ZFATの重要な機能制御ネットワークを明らかにすることが予想され、また生命維持機構における重要な転写制御ネットワークにおいて新たな知見を付加することが期待される。また、コンディショナルZFAT欠損マウスの表現型解析からは、胎児発生期の血球系分化におけるZFATの機能的役割が解明できることが予想され、免疫系の制御機構の破綻に起因する自己免疫疾患を含む免疫関連疾患とZFATの機能的役割との関連性から病因・病態の解明、さらには創薬ターゲットの探索による先駆的な治療法の開発への応用へ繋げることが期待される。
|