研究課題/領域番号 |
15K08174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
古家 喜四夫 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 研究員 (40132740)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ATP放出 / 発光イメージング / Luciferin-Luciferase / ATPシグナリング / メカノバイオ / ケラチノサイト / 乳がん細胞 / 肺 / ルミネッセンスイメージング / 低張刺激 / 機械受容 / ルシフェリン-ルシフェレース / メカノバイオロジー / 膨張機械刺激 / ATPイメージング / ヘミチャネル / メカノ刺激 / 3D培養 |
研究成果の概要 |
本研究はATP放出の多様さがどのように生じそれが生理学的にどのような意味を持つのかを私たちの開発したATPリアルタイムイメージング法を主体に解明し、ATP細胞間シグナリング系の全体像解明に寄与することを目的とした。皮膚、乳腺、肺など細胞だけではなく組織からも伸展や膨張、低浸透圧(低張)刺激などいろいろなメカノストレスによってATP放出を観測することができた。それぞれATP放出のパターンやキネティクスあるいは薬理学的作用が異なり多様な放出機序が明らかになってきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ATP シグナリング系は生体の至るところで機能している事が明らかになってきたが、その放出経路の実体、制御機構は未だ不明である。私たちが開発した放出ATP のリアルタイムイメージングによって、初めて1つ1つの細胞からの放出の様子が明らかになった。本研究ではそれを駆使し多様な経路の性質を明らかにすることができた。ATPシグナリング系 はがんを含め病理とも深く関わっており、放出経路の実体がわかれば創薬のターゲットともなりうる。またATP シグナリング系は特に組織/器官の円滑な働きに寄与していると考えられ、組織レベルでのATPイメージングを可能にしたことの意味は大きい。
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