研究課題
基盤研究(C)
本課題では、ストレスの神経発達に対する影響を基礎薬学的に解明することにより、ヒトにおける疾患予防や治療に生かす方略を考案するために行った。これまで実施してきた自発的運動による発現分子解析およびストレス負荷後の病態解析をもとに標的分子を選定した。その結果、内因性のペプチドによるストレス適応機能増強機能だけでなく、アセチルコリンα7受容体刺激による前頭皮質機能低下改善作用を見出した。今後はこれらの医薬品への応用を検討したい。
主に、発達期に受けたストレスが、出生成熟後に、衝動性の亢進や注意機能障害などの行動障害を誘発することをマウスを用いて再現した。その障害には、前頭皮質における長期増強およびグルタミン神経機能低下が関与していることを発見した。この障害の治療薬として、現在臨床で使用されているガランタミンが有効であることを見出した。
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