研究課題/領域番号 |
15K08246
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
|
研究機関 | 千葉科学大学 (2018) 東邦大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
安東 賢太郎 千葉科学大学, 薬学部, 教授 (90466904)
|
研究分担者 |
杉山 篤 東邦大学, 医学部, 教授 (60242632)
中瀬古 寛子 東邦大学, 医学部, 講師 (80408773)
中村 裕二 東邦大学, 医学部, 助教 (10614894)
|
研究協力者 |
和田 剛
曹 新
千葉 浩輝
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 安全性薬理 / がん分子標的薬 / Onco-Cardiology / 心循環器毒性 / ラパチニブ / ハロセン麻酔犬モデル / 慢性房室ブロックモデル / 経胸壁心臓超音波検査 / Onco-cardiology / Lapatinib / 心毒性 / 慢性房室ブロック犬モデル / ハロセン麻酔犬 / 心臓毒性 / 左室拡張不全 / QT間隔延長 / ミトコンドリア機能 |
研究成果の概要 |
ハロセン麻酔犬モデルにおいてラパチニブの心臓電気生理学的作用、心臓収縮弛緩能、心筋トロポニンI濃度を評価した。ラパチニブの臨床使用で見つかった心循環器毒性はこれら項目を評価すれば非臨床試験でも捕捉できる事が明らかとなった。さらに、慢性房室ブロック犬モデルにおける評価によって、催不整脈性に関する安全性も示せる事が明らかとなった。我々の提案する詳細な安全性薬理試験フォローアップ試験の実施は臨床使用で認められた”予期しない”と言われた副作用を”予測できる”ものに変えることができる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん分子標的薬による”予期しない”心循環器毒性は、ハロセン麻酔犬モデルにおいて心臓電気生理学的検査、経胸壁心臓超音波検査、血漿中の心筋トロポニンI濃度測定の組み合わせ評価で十分に予想しうることが明らかとなった。さらに、慢性房室ブロック犬モデルにおける評価によって、催不整脈性に関する安全性も示せる事が明らかとなった。非臨床試験における心循環器毒性の適切な予測は副作用の少ないがん分子標的薬の開発につながり、がん患者を有害作用から保護して、患者のQOL向上に貢献できる。
|