研究課題
基盤研究(C)
本研究では大腸特異的VDRKOマウスを作出し、炎症性腸疾患および炎症性発癌モデル実験をおこない、両疾患に対する大腸のVDRの機能解明をめざした。大腸特異的VDRKOマウスは炎症性発癌による死亡率が高かったが、生存したマウスについては両モデルともコントロールマウスとの差は認められなかった。これは両モデルにおいてコントロールマウスの大腸におけるVdr遺伝子発現が減少したためであると考えられた。一方コントロールマウスで高頻度に認められた脱肛および腸管の周辺組織への癒着は大腸特異的VDRKOマウスでは認められず、大腸のVDRがこれらの表現型に関与していることが示唆された。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 4件)
Surg Today.
巻: 印刷中 号: 10 ページ: 1115-1122
10.1007/s00595-015-1283-3
J Steroid Biochem Mol Biol.
巻: 印刷中 ページ: 239-245
10.1016/j.jsbmb.2015.08.010
巻: 印刷中 ページ: 309-317
10.1016/j.jsbmb.2016.02.011
Oncotarget
巻: 6 号: 25 ページ: 21064-21073
10.18632/oncotarget.4222