研究課題
基盤研究(C)
カロリ病+先天性肝線維症の動物モデルであるPCKラットを用いた検討で,PCKラット培養胆管細胞ではmiR-125b-1-3pの発現低下とこれに関連したSmoothenedの発現亢進があり,Hedgehogシグナル伝達系の活性化による胆管細胞の過剰な増殖があることをin vitroで見出した.PCKラットにSmoothendedアンタゴニスト(cyclopamine)を投与することで,肝内胆管の拡張と腎嚢胞の形成をin vivoで有意に抑制することに成功した.以上の結果から,Hedgehogシグナル伝達系の阻害はカロリ病+先天性肝線維症の新たな治療標的となる可能性が示された.
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