研究課題/領域番号 |
15K08354
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
三富 弘之 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (90181940)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 潰瘍性大腸炎 / 大腸癌 / 炎症発癌 / マイクロRNA |
研究成果の概要 |
潰瘍性大腸炎(UC)の発癌過程において,大腸粘膜の慢性炎症によりmicroRNA(miR)の機能が障害され,その結果,異形成を経て癌化に至るとする仮説を立てた.その仮説を証明するために, UC関連異形成・発癌切除例の炎症粘膜,軽度・高度異形成,浸潤癌を抽出し,miR20a,miR21,miR93,miR181b発現の比較解析を行い,UC関連癌と通常型大腸癌との比較も行った.その結果,miR20aとmiR181bは炎症粘膜,異形成,浸潤癌で発現が漸減したが,逆にmiR21とmiR93は漸増した.また,UC関連浸潤癌では通常型大腸癌に比し,miR20a発現が有意に低かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として,今回検討したmiRの大腸組織内における発現レベルを解析することにより,潰瘍性大腸炎の癌化の早期発見やこれらのmiRをターゲットとした潰瘍性大腸炎の癌化予防のための新たな治療法の開発に寄与する可能性がある.
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