研究課題
基盤研究(C)
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)におけるSTAT3活性化状態および臨床病理学的所見との具体的な関連性を解析した。pSTAT3は279例中122例(44%)に陽性を示した。pSTAT3発現はnon-GCB型、MYD88 L265P変異例、EBV陽性例、STAT3変異例において有意に高頻度に認められたが、L265P以外のMYD88変異例はpSTAT3発現に関連性を認めなかった。STAT3変異を有する症例は予後良好、EBV感染例は有意に予後不良であった(P=0.01)。以上のようにDLBCLにおけるJSAK-STAT経路活性化の多様性およびその臨床的意義を解明することができた。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 3件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 2件)
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