研究課題
基盤研究(C)
本研究では、ヒト線維芽細胞およびそれ由来のiPSCを染色体Q-FISH法により解析し、iPSCのテロメア長には細胞間(inter-cell)および染色体間(intra-cell)でも大きな幅があるものの、iPS化に伴い由来細胞と比し平均値(中央値)は有意に増大し、リプログラムによってテロメア長伸長が起こることが確認出来た。また、① iPSCテロメア値は新生児値に相当すること、②細胞老化期に高度の短縮を示すテロメアがリプログラム時に平均以上に伸長すること(テロメア長補正機構を示唆)、テロメア長はTERT活性亢進のみならずトリミング活性により染色体毎に巧妙に調節されることが示唆された。
ヒト正常2倍体細胞(線維芽細胞)の最初期から老化期に渡るテロメア長の “lifelong” プロファイルを明らかにすることはテロメア生物学に留まらず加齢科学の根幹の解明に資すると考えられる。本研究では、ヒト線維芽細胞およびそれ由来のiPSCを染色体Q-FISH法により解析し、iPSCのテロメア長には細胞間および同一細胞内の染色体間でも大きな幅があるものの、iPS化に伴い由来細胞と比し平均値(中央値)は有意に増大し、リプログラムによってテロメア長伸長が起こることが確認出来た。以上の結果から、テロメア長はTERT活性亢進のみならずトリミング活性により染色体毎に巧妙に調節されることが示唆された。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 4件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 1件) 備考 (5件)
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