研究課題/領域番号 |
15K08421
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
千葉 朋希 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (00645830)
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研究協力者 |
浅原 弘嗣
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 長鎖非コードRNA / 炎症性サイトカイン / ゲノム編集 / 非コードRNA / 炎症性腸炎 / 炎症 / サイトカイン |
研究成果の概要 |
近年の大規模なトランスクリプトーム解析によりゲノムの多くの領域からたんぱく質をコードしないRNA(lncRNA)が転写されていることが明らかになってきた。これまでに炎症性サイトカインの発現を正に制御する新規lncRNAを同定し、LASCと名付けた。LASCはIL-6やGM-CSFといった炎症性サイトカインの発現に重要であり、転写因子NF-κBのプロモーター領域への動員に重要であることを明らかにした。lncRNAの生理的な意義を明らかにするために、LASC遺伝子ノックアウトマウスをゲノム編集技術を用いて作製し、LASCが個体における炎症応答の惹起に重要であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトやマウスにおいて、タンパク質をコードしない非コードRNA(non-coding RNA)は20,000種類以上あると推定されている。その多くは機能を持たないRNAであると考えられているが、一部のRNAは生命機能に重要な役割を果たしている。LASCは炎症性サイトカインの発現に重要な長鎖非コードRNAであり、個体における炎症応答に重要なRNAであることが示された。
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