研究課題
基盤研究(C)
ネズミマラリア原虫の雄性生殖体表面に発現しているPyGM75は、雄の生殖体の鞭毛放出に機能している。本研究では、PyGM75の持つプロテアーゼ様ドメイン、膜貫通領域などの分子構造が、PyGM75の機能に関与するのかについての検討を行った。膜貫通領域を欠失した原虫では、雄性生殖体の表面においてPyGM75の発現が認められなかった。さらに、蚊への感染性を検討するために、オーシスト形成を観察したところ、野生型に比べて、減少していることが確認された。これらの結果から、PyGM75のC末の膜貫通領域が雄生殖体表面におけるPyGM75の発現、および蚊への感染に重要であることが示唆された。
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