研究課題
基盤研究(C)
T. cruziを病原体とするシャーガス病に対する新規治療薬開発が急務である。本研究では、T. cruziの分裂増殖などを制御するCa2+チャネル(TcIP3R)を介するCa2+シグナリングを標的とした治療薬開発のための基盤研究を行った。本経路の分子特性を電子顕微鏡、生体イメージングなどにより明らかにしたと共に、治療薬のリード化合物となり得る本経路の阻害剤を次世代アンチセンスオリゴを発見した。
寄生原虫Trypanosoma cruziを病原体とするシャーガス病に対する現行の治療薬は、効果や副作用の点で実用的でなく、新規治療薬開発が急務である。本研究は、申請者らの独自研究を発展させ、T. cruziの分裂増殖・変態・細胞侵入などを制御するCa2+チャネル(TcIP3R)を介するCa2+シグナリングを標的とした治療薬開発のための基盤研究を行った。本成果により、トリパノソーマのCa2+シグナリングのユニークな点を顕在化したとともにその特異的阻害剤を新たに同定し、副作用のない治療薬開発で患者救済に貢献する。
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すべて 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 7件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 9件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 産業財産権 (2件) (うち外国 1件)
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