研究課題
基盤研究(C)
高病原性H5N1鳥インフルエンザウイルスが、ヒトで効率よく増殖することに関与する新規ウイルス因子を明らかし、更に、インドネシアにおける高病原性インフルエンザウイルス流行状況把握を目的として、インドネシアの家禽からウイルスを分離し解析を行った。分離ウイルスは、全てH5N1であり、それ以外の亜型ウイルスは確認されなかった。性状解析の結果、ヒト呼吸器上皮細胞での効率のよい増殖性やマウスでの高病原性に関与するPB2遺伝子の変異やウイルス熱安定性に関与するHA遺伝子変異を新たに見出した。この成績は、今後、パンデミックを起こしうるウイルスのリスク評価やパンデミックに対する事前策に有用な情報であると考える。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 3件)
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巻: 89 号: 8 ページ: 4117-4125
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