研究課題/領域番号 |
15K08576
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
|
研究機関 | 吉備国際大学 |
研究代表者 |
籔脇 健司 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 教授 (20347280)
|
研究分担者 |
京極 真 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (50541611)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 統合失調症 / 環境要因 / 再発リスク / ストレングスモデル / 評価システム / 作業療法 / 環境支援 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,地域在住統合失調症者の再発リスクを軽減する包括的環境支援評価システムを開発することであった.国内外の関連研究の精査と予備的研究を通して,ストレングスモデルに基づく包括的環境アセスメント(Comprehensive Environmental assessment based on Strengths model:CES)のアセスメントシートと実施マニュアルを作成した.CESは本人の願望や熱望を実現するための環境のストレングスに焦点を当てた7項目の生活領域で構成される.このCESを用いて地域在住統合失調症者を対象に調査研究を実施し,統合失調症の再発防止に必要な環境要因を検討した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域在住統合失調症者の環境を包括的に評価する手法は,これまで確立されていなかった.本研究を通して開発されたCESは,各生活領域の環境の充実度に関して,本人評価と専門職による客観評価のギャップを捉えることができる.これは統合失調症者に特有な思考障害による影響を考慮したもので,信頼性の高い評価が可能となる. これらの研究成果は,地域在住統合失調症者の再発リスクを軽減する環境支援方法の体系化に大きく貢献し,国内外の研究の発展に寄与できるものと考えられる.さらに,多職種連携による地域移行と地域定着の推進において,チームの介入方針を決定するための具体的な方法論を提示するものである.
|