研究課題/領域番号 |
15K08628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
菅田 健 藤田医科大学, 医学部, 講師 (60454401)
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研究分担者 |
井平 勝 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (10290165)
三浦 浩樹 藤田医科大学, 医学部, 助教 (10751761)
工藤 寿子 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (20303620)
吉川 哲史 藤田医科大学, 医学部, 教授 (80288472)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ロタウイルス(RV) / 抗原血症 / C群ロタウイルス(GCRV) / 型特異リアルタイムRT-PCR / RV5(5価ロタウイルスワクチン) / X-SCID / リアソートメント / リアソータント / 免疫低下状態患児 / C群ロタウイルス / 腸管外合併症 / RV5型特異的リアルタイムRT-PCR / RVワクチン安全性 / リアレンジメント / ロタウイルス胃腸炎 / 弱毒生ワクチン / ワクチン未接種者、既接種者 / 血清中ロタウイルス抗原量 / ロタウイルスゲノム量 / 疾患重症度(Vesikari scores) / 遺伝子型 / 疾患重症度 |
研究成果の概要 |
1.血液腫瘍病棟で免疫低下状態にある全患者数の半数にRVの院内感染が発生したため血清および便を採取しウイルス学的解析を実施。胃腸炎のない半数の患児も含め過半数に長期間の抗原血症を認めていた。2.小児病院においてA群RV流行中にC群RVが混在していたことを明らかにし肝機能障害はC群RV群では認められなかった。3.RV5接種後下痢が遷延し、X-SCIDと診断された患児から採取した便、血清について型特異リアルタイムRT-PCRを実施。両検体で長期間G1遺伝子型RVゲノムが検出され、移植後は陰性化していた。RV陽性の便でPAGE解析を行い、NSP5遺伝子を含む遺伝子解析よりリアレンジメントを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の開発した型特異リアルタイムRT-PCR法は、ワクチン接種後の5種類の異なる遺伝子型の生体内増殖モニタリングに有用である。この手法を用い乳児院におけるRVワクチン接種後乳児のRVワクチン株の便排泄状況をモニタリングし、周囲における伝播のないことを報告した。腸管外合併症のある患者がワクチン接種後である場合にはどのような遺伝子型による合併症であるのか、または変異がみとめられているのかあるいはRNA血症もみとめているのかなどこれらが解明できればウイルス学的な意義は大変に大きく、ワクチン防御効果の検討だけではなく、次世代のワクチン開発においても貢献度は計り知れない。
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