研究課題
基盤研究(C)
ラミニン332 の構成成分であるラミニンγ2 単鎖(Ln-γ2m)は、様々な消化器癌の先進部分で特異的に発現することが報告されている。 Ln-γ2m を選択的に認識するモノクローナル抗体を用いて、Ln-γ2m を定量可能な自動アッセイ系を開発した越川と共同で,Ln-γ2mアッセイ法 の臨床応用の有用性を検討した。Ln-γ2mとPIVKA-2との組み合わせは、診療ガイドラインで推奨されているAFP・PIVKA-2より更に有用な肝細胞癌の早期診断マーカーである可能性を見出だした。更に肝動脈化学塞栓術後でLn-γ2m低下例は治療有効例が多く、治療効果予測にも有用な可能性が示された。
5大癌の一つである肝癌は、今後ウイルス性肝炎を背景とするものは減少し、サーベイランスが困難な生活習慣病を背景とする非B非C型が増加すると予測される。難治癌である膵癌の罹患率は特に高齢者で増加しており、2013年の死亡数はほぼ肝癌と同数の3万人である。東アジアではウイルス肝炎罹患率が高く、欧米では非アルコール性脂肪肝に伴う肝細胞癌が増加している。肝癌・膵癌の制圧は世界的に重要な課題である。癌の新たなスクリーニング法の確立が急務である。
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