研究課題/領域番号 |
15K08656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
刑部 恵介 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (30290167)
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研究分担者 |
吉岡 健太郎 藤田医科大学, 医学部, 教授 (60201852)
橋本 千樹 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (60378049)
川部 直人 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (90410729)
西川 徹 藤田医科大学, 医学研究科, 研究員 (20410714)
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研究協力者 |
市野 直浩
杉山 博子
朝田 和佳奈
高橋 礼子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 線維化評価 / 慢性肝炎 / 肝硬変 / 治療効果 / 肝細胞癌 / 肝線維化 / 経過観察 / 線維化 / HCV / HBV |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、超音波を用いた肝硬度測定がウイルス性慢性肝疾患の線維化診断、治療経過観察の有用性、さらに肝細胞癌の発癌予測を検討することである。肝硬度測定は、病理組織を用いた線維化評価と遜色にない結果であった。また経過観察での検討でも治療効果を反映した結果であった。さらに肝硬度測定は、肝細胞癌の発癌予測に寄与する因子であることも示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超音波を用いた肝硬度測定は、病理組織による肝線維化評価と比較すると、各線維化ステージと相関しており、さらにカットオフ値の設定も可能であった。また経過観察での検討でも治療群では経過に伴い肝硬度値が改善するなど治療効果を反映した結果であった。一方、治療を行っていない群では、肝硬度は変化することはなく、高値化する症例も存在した。さらに肝硬度による肝細胞癌の発癌予測の検討では、肝硬度の高値化は発癌に寄与する因子の一つであることが示唆された。以上のことより、非侵襲的に検査を行える超音波を用いた肝硬度測定法は、慢性肝疾患の各種診断に有用であることが示された。
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