研究課題/領域番号 |
15K08676
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 京都橘大学 (2018) 宮崎大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
池田 哲也 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (20264369)
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研究分担者 |
安部 博史 北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (20344848)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 慢性疼痛 / 糖尿病性疼痛 / 神経因性疼痛 / APGWamide / アロディニア / 神経ペプチド / HPLC / 疼痛 |
研究成果の概要 |
初年度に行ったマウスの予備実験で、脳組織から抗アロディニア活性物質を精製する事ができたが、構造分析を行うには微量すぎた。ラット脳組織からの単離にも大量のラットが必要と思われた。一般的に脊椎動物であれば共通性の高い神経活性物質を含有しているので、本実験では入手が容易なニワトリの脳組織からAPGWamide様の抗アロディニア神経ペプチドの単離精製を試みた。800羽分のニワトリ脳組織から2種の抗アロディニア活性物質を単離し、AIS(Allodynia inhibitory substance)1,2と名付けた。質量分析の結果、AIS1は分子量を確定することができたが、構造決定までは至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究でニワトリ脳組織より単離精製した抗アロディニア活性物質AIS1、AIS2は非常に微量で有りながら神経因性疼痛に対して強い抑制活性を示す。神経因性疼痛においては、既存の鎮痛薬の効果が乏しく、新規の鎮痛薬の開発が急務となっている。AIS1、2の構造を明らかにすることができれば、合成物を作り、生理機能や作用機序を詳細に研究することによって、新たな神経因性疼痛治療薬の開発につながることが期待できる。
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