研究課題/領域番号 |
15K08681
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2018) 帝京大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
中尾 睦宏 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (80282614)
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研究分担者 |
竹内 武昭 東邦大学, 医学部, 准教授 (60453700)
城月 健太郎 武蔵野大学, 人間科学部, 准教授 (50582714)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ストレス / 心身症 / 心因性疼痛 / 心身性疼痛 |
研究成果の概要 |
大学病院心療内科外来患者を対象とした診療データベースを作成し、心身性疼痛を含む身体愁訴を訴える心身症患者604人の身体愁訴の発現、身体感覚増幅、失感情症、不安、うつ、適応度の関連を検討した。その結果、心理社会的ストレスが失感情症と身体感覚過敏を介し、痛みにつながるまでの心理メカニズムに関して知見が得られた。そのメカニズムにおいて、うつや不安の精神状態の影響や、過剰適応傾向が果たす役割も明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
患者が持続的な疼痛を訴えていて十分な検査をしているにも関わらず、その症状を説明するだけの器質的・機能的所見が得られない病態は、各科で個別に対応がなされ学術的な知見が重ねられてきた。本研究では身体感覚増幅という1つの概念によって統一的に病態を説明・理解しようとする試みが独創的であり、そのエビデンスはまだ非常に限られている。身体感覚増幅の概念によって精神・心理的疼痛の知見を重ねることができた。「機能性身体症候群(functional somatic syndromes)」として新たな診断基準作りに寄与することもできる。
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